盆
今年は、婆さまの初盆だったのに
ちゃんとしてくれたのかなぁ、従兄弟殿
婆さまの葬式にこず、だったが
仏壇と婆さまの貯金通帳(多分たいした額は無いと思う)引き取ってもらった。
親族間の幸薄いよなぁ、爺さま、婆さま。
ちょっと、昔話
時は明治、爺さまは紀州にある大地主の九男坊
ご先祖さまは、源義経だそうな。
徳川家とのつながりもあり、実家には下賜された品物もあるらしい
そんな家であるが、爺さまは、九男坊
そして、爺さまの毋は、後妻である。
爺さまの父(私の曾祖父)が亡くなると
毋と弟と一緒に放り出され、丁稚ぼうこうに出される。
昔は、女ならそれなりの所に嫁ぎに出し、親族のつながりが持てるのだろうが
男は財産の関係でいらない存在だったんでしょうね。
そこから、縁が切れてます。
さて、大阪で苦労して働く爺さま
スーツを作ることだって、料理だって出来ちゃう。
でも、弟、毋を相次いで病気で無くし、天涯孤独に。
つづく